Binghattiとは?基本情報・開発の特徴・代表プロジェクトを解説

Binghattiは、特徴的な外観を持つ集合住宅と、自動車・時計ブランドとの提携住宅を展開するドバイの不動産開発会社です。Jumeirah Village Circle(JVC)の住宅からBusiness Bayのタワーまで、複数のエリアと商品帯で開発しています。

ブランド提携の話題だけでは、同社が供給する住宅の全体像はつかめません。一般的なアパートメントと提携ブランドの住宅を分けながら、次の3点を見ていきます。

  • Binghattiの基本情報と、売上・販売・完成実績の違い
  • 外観デザインやブランド提携に見られる開発の特徴
  • 代表的な物件と、個別住戸を比較する際の確認事項

Binghattiはどんな開発会社?

BinghattiはHussain Binghattiが2008年に創業した企業です。公式会社紹介では、Muhammad Binghattiを会長、Katralnada BinghattiをCEOとして掲載しています。事業の規模を示す決算資料の報告主体はBinghatti Holding Ltdです。公式会社紹介

項目公表情報
創業2008年
創業者Hussain Binghatti
拠点・主な開発地域UAE・ドバイ。JVC、Business Bayなど
主要な経営者会長Muhammad Binghatti、CEO Katralnada Binghatti。2026年10月確認
本記事の数値の対象Binghatti Holding Ltdの公式発表。Binghatti Developersの個別物件だけの決算ではない
主な商品アパートメント、ブランド提携住宅、住宅と店舗・オフィスを含む開発

「Binghatti」という名前が同じでも、住宅の規模、間取り、共用施設、提携ブランドの有無は物件により異なります。会社名を共通条件にして比較したあと、対象建物の仕様へ進むと整理しやすくなります。

事業規模と開発実績

年間売上高は、その年に会計上認識した収益です。一方、販売契約額や販売戸数は、契約が成立した規模を表します。引渡し済みの戸数・プロジェクト数は、供給が完了した規模を表す別の指標です。

項目公表情報
年間売上高2025年は124.25億AED。前年比96%増。Binghatti Holdingの通期発表表中の数値
年間販売契約額2025年は176.79億AED。前年比52%増。売上高とは別集計
年間販売戸数2025年は1万7,000戸超。引渡し戸数ではない
完成プロジェクトの例2025年10月15日の公式発表で、同年初から7件の引渡しを公表。2025年通年の件数ではない
新規発売の規模同じ2025年10月発表で、年初から13プロジェクト、計8,200戸超を発売

通年の売上・販売は2025年通期発表、完成件数・発売件数は2025年10月15日発表に基づきます。集計期間が異なるため、7件という数字を2025年末の年間実績として扱っていません。

完成済み、建設中、将来計画をまとめた開発価値も公式発表に出てきますが、これはその年の収益でも、完成済み住宅だけの価値でもありません。本記事では売上・契約販売・供給実績を分けて示しています。

開発する物件にはどんな特徴がある?

Binghattiは建物の外観に共通するブランドの識別性を重視しています。公式紹介では自社製造と設計の関係を説明しており、単に住戸を並べるだけでなく、遠くから見た輪郭や外装の表現を商品づくりに組み込んでいます。Binghattiのブランド紹介

もう一つの特徴は、Bugatti、Mercedes-Benz、Jacob & Coとの提携です。自動車や時計のブランドを住宅の企画に取り入れています。ただし、提携のある物件と通常のBinghatti物件では仕様やサービスが同一ではありません。ブランド提携は対象プロジェクトごとの企画です。

また、同社は一般的な住宅から高価格帯のブランド住宅まで複数の区分を展開しています。Cornerの1・2ベッドルームと、Skyhallのスタジオ・1ベッドルームでは、同じ会社でも住戸構成が違います。エリアと間取りの組み合わせによって、想定される使い方も変わります。

代表的なプロジェクト

Binghatti Corner

Binghatti Cornerの掲載住戸のリビングとキッチン
Binghatti Cornerの掲載住戸の室内写真。個別住戸の例です。 画像:DRI掲載素材

JVCの完成済みプロジェクトです。公式FAQでは約634戸の1・2ベッドルームに加え、69のオフィスと14店舗を含む構成を案内しています。住宅と業務・商業用途が同じ開発内にあり、入口の使い分けや人の流れも建物の利用環境に関わります。Binghatti Corner公式紹介

共用設備にはプールやジム、ジョギング用の設備などがあります。住戸の内装に加え、エレベーター、共用部、駐車場からの動線も、建物の使い勝手に関わります。掲載写真の内装や設備は建物内の全住戸共通とは限りません。

Binghatti Skyhall

Binghatti Skyhallのタワー外観の完成予想図
Binghatti Skyhallの外観イメージ(完成予想図)。 画像:DRI掲載素材

Business Bayで展開する住宅プロジェクトです。公式紹介では計717戸で、内訳はスタジオ489戸、1ベッドルーム228戸。地上階の店舗も計画されています。Cornerより小さな間取りを中心とする構成で、曲線を用いた外観が紹介されています。Binghatti Skyhall公式紹介

公式ページにある完成予定は2026年第3四半期ですが、確認日にはその期間を過ぎています。本記事では予定だけを根拠に完成済みとは扱っていません。最新の引渡し状況は、対象建物の工事報告や引渡し開始の通知で確認します。

物件を検討するときに確認したいこと

  • ブランド提携の対象範囲
    提携先が関わる外観・内装・サービスの範囲を、対象プロジェクトの販売資料で確認します。通常のBinghatti住宅に同じ内容が付くとは限りません。
  • 完成予定と実際の状態
    Skyhallのように掲載予定を過ぎた物件は、対象建物と住戸の引渡し通知で入居時期を確認します。完成済み物件は現物と管理状況を見ます。
  • 住戸数と共用設備の配置
    プール、ジム、エレベーター、駐車場の位置を配置図で照合します。店舗やオフィスを併設する場合は、居住者専用の入口や移動経路も比較材料です。
  • エリア内の比較と管理費
    JVCは建物の品質や条件が玉石混交で、プロの目利きが必要です。近隣物件との仕様差、管理費、面積、眺望を同じ条件で比べます。

Binghattiの掲載物件を見る

会社の特徴を押さえたら、掲載物件ごとの立地、間取り、建物の状態を比較してみましょう。会社全体の紹介から気になった条件を、候補住戸の資料で具体化できます。

DRI HoldingsのBinghatti掲載物件を見る


参考資料:本文にリンクしたBinghatti公式会社情報、2025年通期発表、2025年10月供給実績発表、Corner・Skyhall公式紹介。各数値の年度・対象範囲は本文に記載。

情報確認日:2026年10月22日

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